脂肪吸引後の痛みってどれくらい続くの?仕事を休む必要はある?
痩身・ダイエット
「美しい身体は手に入れたいけど、痛みが続くのはツライ…」そんな悩みをお持ちの働く女性も多いはず。痛みで働くことに支障がでたり、心配で先の予定が立てられないのは困りますよね。そこで今回は、術後の痛みや過ごし方についてご紹介します。
まず手術自体についてですが、日帰り手術が多いです。日帰り手術ができるということは、手術後何時間か後には歩けるということです。この事実だけで、少し安心できますよね。
勿論、もともと身体の中にあった組織を除去しているわけですから痛くないわけではないです。例えるならば、強い筋肉痛のような痛みが現れます。動かしたり、力を入れた際に“うっ”とくる、あの痛みをイメージしてください。特に手術後3日間は痛みが強く現れますので、安静に過ごすことをお勧めします。しかし、その後徐々に痛みは和らぎ1週間程度で落ち着いてきます。
お仕事との調整で申しますと、3日間は仕事をお休み(3日以上の連休に手術するか、有給と土日を合わせて3日間休むなどの調整を)して、その後デスクワークから始めるようにされる方が多いです。無理は良くないですが、動かしてはいけないということではないので安心してください。仕事や家事で少し動く程度の運動は、血行がよくなり代謝も上がる為、内出血やむくみの改善に逆に効果的でもあります。
痛みについてさらに詳しくご説明する前にご理解いただきたいのが、“痛みの感じ方 は個人差がともて大きい”ということです。脂肪吸引の術後の痛みについては、皆さん自身が痛 みに敏感(弱い)か鈍感(強い)かの個人差に加えて、元の体型と吸引量によっても 大きく異なりますので、ご注意ください。細身の方が無理やり多くの脂肪を吸引すれば、勿論身体への負担は大きくなりますので、痛みも比例して強くなります。
さて、大前提をご理解頂いた上で、脂肪吸引後の 約100名に実施したアンケートを元に痛みについてのデータをご紹介したいと思います。
「家の中の生活で自分ことが自分でできるようになるまで」は平均3日
脂肪吸引の手術は日帰り、または1泊入院でされることが多いです。退院時は歩いて退院する必要がありますので、痛いと言っても術後0~1日で歩くことはできます。実際アンケートでも、全体の8%の方は「家の中の生活で自分ことが自分でできるようになるまで」を0日と回答していました。手術直後に痛みのない人はいませんので、痛くても“家の中の日常生活は出来る程度の痛み“と感じた方々なのだと思います。しかし、脂肪吸引の手術をお考えの方は、最低3日間は仕事をお休みするなど、家で安静にできる環境を整えておくと良いと思います。
「通常業務(仕事・家事)に復帰できるまで」は平均1週間
仕事や家事はちょっとした力仕事がつきものだったりしますが、それも何とか耐えられる程度まで痛みが落ち着いてくるタイミングが1週間程度と言えると思います。しかし、患者さんのお話を聞いている限りでは、1週間で痛みは“落ち着く”とは聞きますが、“完全になくなる”方は極少数派で、少しは痛みが残っている状態だと思います。
「運動ができるようになるまで」は1カ月の方が多い
違和感なく“運動できるようになるまで“となると個人差の大きさも拡大してきます。アンケートを実施した方で単純に平均をとると、運動できるようになるまでの期間は50日程度になりましたが、1カ月と回答した方が全体の26.8%で一番多い結果でした。脂肪吸引の術後に着用する圧迫下着も、最低1カ月は着用を勧めるクリニックが多いと思いますので、1カ月経てば多くの方で痛みはほぼ無くなると考えても良いかもしれません。因みに一番短く回答した方は1日で、一番長く回答した方は365日でした。本当に個人差が大きいです。
さて、アンケートを元に痛みやお休みについてご紹介しましたが、「痛み」は特に感じ方に個人差がでやすい内容でもあります。無理をしないことが身体にとって一番ですので、可能であれば大型連休を活用したいものですよね。しかし、考えることは皆さん一緒なわけで、すごく早めに手術予約が埋まってしまうことも多々あります。早めの計画、早めの予約で、無理なく美しいボディラインを手に入れられることをお勧めします。
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