脂肪吸引の傷って目立つのかな?
痩身・ダイエット
美しいボディラインを作る為に行う脂肪吸引で、逆に目立つ傷ができてしまっては元も子もありませんよね。今回は皆さんの気になる脂肪吸引に伴う“傷”についてご説明したいと思います。
手術方法について
脂肪吸引では、カニューレと呼ばれる直径3㎜程度の細い管を使用します。この管から、脂肪吸引による体への負担を軽減する為に、まずはトゥメッセント液と呼ばれる液体を体内に入れます。その液体と脂肪を馴染ませてから脂肪を吸引することで、スムーズに脂肪を吸引することができます。
カニューレは3㎜程度の管と言っても注射針のように皮膚にそのまま差し込めるわけではありません。どうしても5㎜程度、皮膚を切開する必要があります。また、切開自体は5㎜でも、その小さな穴だけからカニューレを何度も出し入れして広い範囲の脂肪を吸引する為、切開部分の皮膚が引っ張られたり、擦れて色素沈着等を起こしたりするリスクがあります。そうすると、少し傷が目立ってしまいそうで心配になりますね・・・。
対策
さて、脅しはこの程度にして対策をご紹介します。まず、最近は傷口を保護するプロテクター等の製品があり脂肪吸引時の摩擦から皮膚を守る方法があります。また、次に切開箇所についても目立たない部位を選んで切開することで術後に傷が目立ってしまうリスクを軽減することができます。一般的には、太ももの脂肪吸引をする際は、脚の付け根あたりのショーツラインを切開したり、お腹からの脂肪吸引の場合はおへその中を切開したりして傷を目立ちにくくしています。
勿論体質的に傷が目立ちやすい方もいらっしゃるので、一概には言えませんが、医療機関でこうした工夫がされていれば、あまり傷が目立つようなことはないと思いますのでご安心ください。言い方を変えますと、脂肪吸引の経験の少ない医療機関の場合は、傷口の保護などへの配慮が欠けている可能性もありますので、事前に確認しておくと安心できると思います。
さて、いかがでしたでしょうか。脂肪吸引と言えば内出血や凹凸ばかり気にされがちですが、“傷”も美しさには重要な観点となりますのでご紹介させて頂きました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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