脂肪吸引の手術って何するの?
痩身・ダイエット
脂肪吸引と言えば、“細い管で脂肪を掃除機のように吸引して除去する”イメージは皆さんできると思いますが、具体的にどんな順番で何をするかご存じでない方が実は多いことに最近気が付きました。そこで今回は具体的に手術で何をするかをご説明しようと思います。クリニックや医師によって異なる部分もあるかと思いますので、その点は予めご了承ください。
- 1.準備
- 手術前の確認や準備として、体調のチェックやマーキングをします。マーキングとは、脂肪吸引する際のデザインを患者様の身体に書き、しるしを付ける作業です。
- 2.麻酔
- 麻酔は局所麻酔や全身麻酔等、脂肪吸引する範囲の広さやクリニック等によって異なります。
- 3.切開
- 脂肪吸引はカニューレと呼ばれる細い管を用いて吸引します。このカニューレを皮下に挿入する為の出入り口としてメスで数mm皮膚を切開する必要があります。クリニックによっては、この部分に保護具を取り付けることで吸引中に傷口が痛まないように工夫しているところもあります。
- 4.トゥメセント液注入
- まずはトゥメセント液と呼ばれる血管収縮作用や麻酔等を混ぜた液体を大量に吸引部へ注入します。この溶液に脂肪を馴染ませてから脂肪吸引を行うことで体への負担を軽減することができます。この方法は、1980年代後半にアメリカで開発された方法で、この方法が開発される前までは脂肪吸引は出血量が多く輸血の必要な大変な手術だったそうです。良い方法が開発されて本当に良かったですよね。
- 5.脂肪吸引
- いよいよ脂肪吸引です。皮膚を切開した部分からカニューレを何度も出し入れしながらまんべんなく脂肪を吸引していきます。
- 6.縫合
- 脂肪吸引に使用した傷口を縫います。その後は、傷口をテープで保護したり、吸引部を圧迫する下着を着たりします。
以上でおおまかな流れは終了です。その後は医師や看護師の指示に従って術後のケアに励んでください。さて、想像していた通りの手順でしたか?脂肪吸引経験者の方でも、麻酔で寝ていたからという理由で、トゥメセント液のあたりをご存じない方も多いので、ご紹介しました!おおまかな流れは上記の通りですが細かく気になる点はあれば必ず術前に医師に質問してみるようにしてくださいね。
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