脂肪吸引後、見た目が自然になるまでどれくらいかかるの?
痩身・ダイエット
脂肪吸引した後の、「人に見せられるようになるまでにかかる期間」は、とても重要な問題だと思います。夏の海で自信満々で水着を着る為に脂肪吸引したのに、内出血だらけで見せられる状態でなかったなんて悲しすぎます。そこで今回は、脂肪吸引後の経過と手術後の正しいケアを追ってご説明していきます。
① 内出血
手術後、脂肪吸引部に出現する内出血ですが、その後実は徐々に下の方に移動していきます。この現象に驚かれる方は非常に多いですが、通常現れる現象ですのでご安心ください。
そもそも内出血とは、皮下で出血が起きた状態です。皮下で出血した血液は固まり、それが重力に従って下に下がってきます。移動しながらも固まった血液は吸収されていきますので、最後には黄色っぽい色に変わった後に消失します。内出血消失までは、平均ですが1ヶ月程度かかります。
② 腫れ・むくみ
腫れは、脂肪吸引による皮下のダメージによる炎症の現れでもありますが、脂肪吸引時に注入したチューメセント液によるむくみもあります。チューメセント液とは、止血効果や麻酔効果のある薬剤を含む特別な溶液で、脂肪吸引による体への負担を軽減する効果のある溶液です。脂肪吸引ではこの溶液を一部位あたり500ml程度と大量に体内に注入します。大半は脂肪吸引時に脂肪と共に吸引されますが、水分の一部は体に吸収される為、むくみの原因になります。腫れやむくみの症状が落ち着き痩身効果が現れるまで、平均ですが3ヵ月かかります。
以上を踏まえますと、8月に水着を着たいならゴールデンウィークまでには脂肪吸引手術をする必要があるということになります。更に、手術後の脂肪吸引の効果を引き出すポイントとなるセルフケアも重要です!
① 圧迫
脂肪吸引後の圧迫は様々な意味があり、とても重要なポイントになります。脂肪吸引後は、脂肪組織が減った分少し隙間の空いたような状態になります。ここで十分な圧迫を行うことで、空いた隙間を埋めて、皮膚を収縮させて接着させることができます。
また、圧迫止血の意味もあり、内出血を最小限に抑えることができます。逆に圧迫を怠ってしまうと、隙間に麻酔液やリンパ液などが停滞し、むくみ、皮膚が弛んだ状態で収縮できなくなるといった事態を招く可能性があるので注意が必要です。
② マッサージ
手術後3~4週間後から始めて頂きたいケアが吸引部のマッサージです。脂肪吸引後、皮膚と皮下層を接着させる為に、まずは線維が作られます。これは拘縮とよばれる症状で、皮膚表面を触ると硬く、デコボコしたように感じます。放置していても、時間とともに改善しますが、マッサージを行うことでより早くなめらかな皮膚の状態を取り戻すことができます。また、マッサージにはむくみを改善にも効果がありますので、体内に残ったチューメセント液の早期排泄にも効果が期待できます。
手術後の十分な圧迫のために、圧迫下着を用いることが一般的ですが、これが結構暑いんです…厚着でいられる冬に手術をすると、春には自分でも見惚れる美ボディで薄着を楽しめてちょうどいいかもしれません!
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