豊胸は形でバレる？歳をとると不自然になる？ | 「美女力アップ」塾

せっかく豊胸をするのだからバレない方法でしたいですよね。また、豊胸したタイミングではきれいでも後で形が不自然になるのが心配、という方もおられると思います。今回は豊胸後の胸の形や加齢の影響についてお話したいと思います。胸そのものの下垂については加齢による下垂って防げるの？ナイトブラの効果は？でご紹介しています。

シリコンバッグ豊胸

シリコンバッグ豊胸の見た目の自然さは実は挿入位置によって異なります。代表的な三つの挿入位置についてご説明します。

① 大胸筋下法

3つの挿入位置の中で身体の一番深い位置が、この大胸筋下法になります。大胸筋は乳腺の下にある筋肉でその筋肉を剥がして、その下にシリコンバッグを挿入します。この方法では、身体の深い層に挿入されている為、見た目や触った際にもシリコンバッグの存在が分かりにくいというメリットがあります。痩せ型で皮下脂肪が薄い方にお勧めです。デメリットとしては、筋肉を剥がす為、術後の痛みが強めで、大胸筋に力が入った状態の際には硬さが現れやすいという点が挙げられます。

② 大胸筋筋膜下法

大胸筋を覆っている筋膜を剥がして、その下にシリコンバッグを挿入します。大胸筋を傷つける必要がなく、筋膜のおかげでシリコンバッグのシルエットも浮き出にくく、下垂した胸でも段差が生じにくいという特長があります。ただし、筋膜を剥がす為出血は多めで、神経も集中している為痛みも強めな傾向があります。

③ 乳腺下法

3つの挿入位置の中で体の一番浅い位置である乳腺のすぐ下にシリコンバッグを挿入する方法です。大胸筋や筋膜は剥がす必要がない為、一番リスクが小さく、また触った際の感触や揺れた際の動きが自然に見えやすいというメリットがあります。また、谷間をつくりやすく、下垂している方にも適した方法になります。ただし、一番浅い層にシリコンバッグがある為、痩せ型で皮下脂肪の薄い方の場合には、シリコンバッグの段差やシリコンバッグ表面の波うちが浮き出て見える可能性があります。

シリコンバッグ自体は人工物の為、加齢を受けての変形はしません。しかし、その周りの組織は加齢の影響を受けます。乳腺組織は萎縮して、脂肪と皮膚は下垂してきます。その結果、バッグの上縁が浮き出てきたり、乳腺組織が委縮した分、シリコンバッグのサイズが大きすぎて目立ってくる可能性があります。その場合は、もしシリコンバッグ自体や身体に異常が無くても、シリコンバッグを抜去するか小さいものに入れ替えるなどの対応を検討されると良いかもしれません。

脂肪注入豊胸

次に脂肪注入後の胸についてです。脂肪注入では、吸引した脂肪を更に細かくしながら少量ずつ注入することが基本です。これは脂肪生着率を上げ、嚢胞や石灰化を最小限にする為です。その為、胸に脂肪を偏りなく、まんべんなく注入することが出来ますので自然な形で豊胸することができます。注入された脂肪は、一部身体に吸収されますが、それも身体の反応なので偏りなく吸収されます。3～6か月後には、まんべんなく残り生着した脂肪は自身の組織となっていますので、痩せれば全体的に減り、太れば全体的に増えます。

脂肪注入後の胸は、注入して生着した脂肪の分、脂肪が多めなご自身の胸そのものと言えますので、加齢の影響を受けて下垂します。“下垂”と表現するとマイナスなイメージですが、つまり自然な状態が年齢を重ねても維持されると言うことです。脂肪注入豊胸が、“術後のメンテナンスフリー”と呼ばれる所以ですね。

ヒアルロン酸豊胸

ヒアルロン酸豊胸も注入型ですので、少量ずつ注入することで脂肪注入豊胸と同様に自然な形で豊胸することができます。また、どこにどれだけヒアルロン酸を注入するかで形を多少調整できる可能性もありますので、医師と相談してみてください。

一方、ヒアルロン酸は体内に元々存在する成分で、ゆっくりとですが身体に吸収されてしまいます。ヒアルロン酸の種類にもよりますが、数年で吸収されてしまうので加齢による影響が出るほど長く注入部位にとどまることはないといえるでしょう。

因みに、下垂への対処方法としては、豊胸手術の有無に関係なく、吊り上げ術（伸びた皮膚の一部を切除して、胸を持ち上げる手術）があります。また痩せたデコルテあたりに脂肪を注入することで若々しい印象にする方法も良いかもしれません。

さて、いかがでしたでしょうか？豊胸を検討中の方だけでなく、豊胸術を受けたけど10年後20年後ってどうなるの？と不安に思っている方にもご参考にして頂ければ幸いです。